ぶつぶつファンタジー

創作ファンタジー世界の設定についてぶつぶつ考えたりゲームして遊んだ記録をぶつぶつ付けたりする

Microsoft Surface Go64GBを買った話

昨年末、愛用のデスクトップPCが突然故障した。

 

-----ここから読まなくていいあらすじ----

 

夜中にTwitterでRTされてきたホラー漫画を読んでいたら、いきなり画面全体にオレンジ色の横線がチラチラと入りまくって一切の操作が効かなくなるという、心臓に悪すぎるシチュエーションだった。

 

その後、再起動すると「問題が起きたからBIOSを初期化したよ 任意で設定し直してね(要約)」みたいな注意書きが現れ、一度BIOSに入ってから戻ると一応立ち上がりはするものの、10分ほどでまた操作が効かなくなって、落ちるようになってしまったのだ。

 

新卒で就職してクレジットカードを作った後に、初めて回数払いを使って買った古いPCだったので、寿命だろうとは思った。

 

この際カッとなってiPadProを買ってしまおうかとも思ったのだが、私はふと気付いた。

 

iPadだと、一太郎が使えない。

 

私はインターネットオエカキマンであると同時に、インターネットモジカキマンでもある。

絵はSAI、メディバン、クリスタと移動してきていずれもフワッと使えるが、文章は一太郎とマリッジしてからというもの、もはや他の文書作成ソフトでは長文は打ちたくないというほどに籠絡されてしまっていた。

 

つまり、WindowsOSのPCが必要だったのだ。

 

-----あらすじここまで-----

 

少し悩んで、WindowsOSのタブレットPCを買えば、一太郎が使えるし、タッチペンで絵も描けるのでは、と思い立った。

 

タッチペンの性能が良さそうだったSurfaceを買うことにしたのだが、なにしろあまりにも突然だったので、予算が少ない。

 

きっとこちらもProを買えば快適なのだろうなと思いつつ、ひとまずsurfaceGo64GBを買ってきた。

 

細かい話はきっとよそに詳しいレビューがあるので割愛して、ここからは私の使用感の話。

 

1.USBがType-Cしか刺せない

これについては100均にも変換コネクタが売っている時代なので、あまり問題ではなかった。普通に今まで使っていたUSBメモリが使えた。

何なら外付けHDDケースに入れたSSDも認識した。

変換コネクタを刺している都合上、ちょっとグラついてしまい、当たったり動かしたりすると認識しなくなるので、外付けにアプリを入れるのはおすすめしない。

 

2.Wi-fiがなんか弱い

私の家の環境のせいかもしれないが、スマホなどでは正常に使えているWi-fiが、何故か夜になるとブツブツ切れて困った。

そのうちsimが入れられる型が出るんでしたっけ。そしたら良いかもしれない。

 

3.microSDが抜けない

何しろ64GBしかないので、スタンドの内側にmicroSDを刺して保存ができるのだけれど、これがくせ者だった。

刺したは良いが、抜けない。 

いやあれホントびっくりした。5分くらい格闘した。

私の買った個体がたまたま抜けない個体だったのかもしれないけれど、刺さないほうがいい。SD折れるかと思った。

 

4.一太郎は使える

純正タイプカバーを買わなくても、Bluetoothのキーボードとマウスが普通に使えたので、それまで使っていた慣れた配置のキーボードが使えたのは良かった。

Sモードさえ解除してしまえば、ソフトやアプリもインストールできるので、一太郎もできた。

画面が10インチしかないことを気にしないなら、Goのスペックでも文書作成ソフトは問題なく使えると思う。

Officeのシリアルが付いているくらいなので、まあそうですよね。

スタンド一体型で持ち運びに便利なので、外で執筆や仕事をしたい場合には良さそう。

外に持ち出す場合は、タイプカバーがあったほうが見た目が良いと思う。

 

5.クリスタはちょっとモッサリする

インストール自体はできる。使えないことはない。

が、どうしてもCPUの性能のせいか、動きがモッサリする。

 

Proならサクサク動くと思うが、Goとクリスタはあまり相性が良くなさそうだった。

 

6.SAIは使えた

もっと軽いソフトならどうかと思い、SAIを入れてみたら、こちらは軽快に動いた。

らくがきや、自宅外でラフやネームを起こすくらいなら、充分使えると思う。

 

7.純正タッチペン

筆圧感知は良いのだけれど、シリコンゴムっぽい質感で、ワコムの標準芯に慣れていると、ギュッと引っかかる感じがあって使いづらかった。

ノングレアの保護シートと相性が悪かったのかもしれない。

 

あと、あまりにもスタイリッシュすぎて、人差し指が当たる辺りに付いているボタンがマジで押しづらい。これはないものと思ったほうがいい。スポイト機能はよそに頼ろう。

 

尻のボタンはショートカットを登録できるし消しゴムにもなるので便利だった。

本体とペンそれぞれに磁石が付いていて、本体の側面にペンがピタッとくっつくのでペンをなくさないところも良かった。

 

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結論。

文字書き向け。

 

小さい画面でも問題ない文字書きびととか、資料作りとかレポート作成のような用途には、結構便利だと思う。軽いし。Office付いてる割に安いし。ペンがあると手書きで書き込みもできるし。

 

ワコムのペンタブに慣れてるお絵描きびとには、あまりおすすめできない。

出先でプロットやネーム考えたりするくらいなら良いかもしれない。

 

ちなみに何故かその後、故障したPCが持ち直して動くようになったので、再びiPadProに思いを馳せることにします。

なんか悔しいので、せめて誰かの決断の足しになればいいな。