続・魔法世界の灯り
先日は、主にMP型の魔力による電気の代替の話をしていたのだけど、大気中に漂っている魔力を利用するというパターンのものもある。
山や神秘的な場所は魔力が元々濃いとか、月の力で回復するため夜間の方が魔力が多くなる、みたいな設定が多いように思う。MP型においても、同じ理由で日中に消費したMPは夜の間に回復するとか。
大気中に魔力が漂っているパターンで「電気の代替」という話をすると、仕組みは太陽光パネルのようなものになりそうだ。
灯りは特に夜間に使用するものだから、大気中の魔力の濃い夜の間だけ光って、朝になると魔力不足で勝手に消えるような仕組みなら無駄がない。
ただ、この場合気になるのは濃度だ。
人口が多い地域はそれだけ魔力を使う率も高くなるわけで、皆が一斉に魔力を使ったら、街周辺の大気に含まれる魔力が薄くなって足りなくならないだろうか。
山の方が魔力が濃いという設定は、単に人口が少ないため魔力が余っているだけなのではという説すら出てくる。
やっぱり、都市部では魔力不足問題が囁かれて省電力ならぬ省魔力の呪文や製品が日々開発されていたりするのだろうか。この辺も掘ったら楽しそうだ。
あとは、MP型と大気型の複合か。世界に存在している生物全てに魔力が宿っていて、大気中にも漂っている、みたいな。
消費したMPが時間を置いたり食べ物を食べたりすると回復するのは多分それだ。というか、大体の世界においてそれが一番説明がつけやすい気がする。
その場合、灯りは大気中の魔力で、任意に使う道具は生物由来の魔力で、とか用途が分かれているのだろう。やっぱり、魔力の少ない庶民は家事や仕事をこなすだけで使い果たしてしまいそうだ。
なんとなく、モヤモヤしていたものが解決してきたような気がする。
他に思いついたらまた考えよう。