ぶつぶつファンタジー

創作ファンタジー世界の設定についてぶつぶつ考えたりゲームして遊んだ記録をぶつぶつ付けたりする

魔法世界の衣服

私はキャラクターの服装を考えるのが好きだ。

 

キャラクターの服装を考えるのが好きなばっかりに、ものすごく考えがまとまらなくなることがある。

 

ファンタジー世界の衣服って、どうなってるんだろう。

鎧とか革とかローブとか、ファンタジーらしい衣服というのはあると思うのだけど、私が考えるのが好きなのは、普段着やぬののふくの話だ。

伸縮性は。吸水性は。通気性は。

 

石油がないとポリエステルとかポリプロピレンが作れないので、化石燃料の代替として魔力が存在していると思われるファンタジー世界では、麻や綿みたいな植物か、革や羊毛みたいな動物由来の布が多いのは間違いない。

 

ここで気になるのは、伸びる素材の生地がどれだけ流通しているのかということだ。

剣士とか野球部のアンダーウエアみたいなの着てることあるけどそれどうやって着たの。

なんでそれピッチリしてるの?メリヤス編み???スパンデックスかなにか???

 

もし伸縮素材なら、冒険者が気軽に着ているということは大量生産が可能で安価な衣服ということになる。

 

大量生産が可能ということは、機織機の機械化が進んでいる……?

 

とかいう話を延々考え続けてしまうのだ。

だって衣服はその時代の文明文化の象徴だし???

 

お姫様のドレスならどんな素材でもいいのだ。

身体のラインに合わせたピッタリした服はオーダーメイドだろうし、高価な最新技術が使われた生地も手に入るだろうし、着づらそうな服も手伝ってくれる使用人がいるだろうから。

 

もしファスナーなんて付いていようものなら、産業革命以降の精密な金属加工技術と大量生産のシステムがあることになる。

産業革命以降ということは、ちょっとした鉄道くらいの移動手段はあって然りなのだ。ファスナーがある伸縮素材の衣服を着ていながら移動手段が徒歩と馬車というのは文明の進み具合がちぐはぐになってしまう。

 

例えばおしゃれこそ正義!おしゃれでバトルよ!みたいなホビアニ的世界観ならおしゃれに関わる分野だけめちゃくちゃ発達してても良いけど、軍用目的で生まれた技術を他に転用して文明って発達してきたみたいなとこあるから、やっぱりおしゃれバトルする世界にもファスナーがあれば鉄道くらいあるよ(?)

 

もし文明が産業革命以前で伸縮性のある素材が量産されているなら、伸縮性のある皮を持つ魔物がいて、それらを乱獲または養殖して生地にしているに違いない。

それでも大量生産するには加工技術と縫製技術がある程度機械化されていないといけないだろうから、ミシンくらいはあって然りだと思う。

 

ということは魔物牧場があるのだろうか。

少なくとも牛くらいの大きさがないと量産体制は作れなさそうだから、結構大きな牧場になるのではないか。

 

まあ、魔力を通すと縮む謎の繊維とかでもいいんですけど。

魔法世界の水道

灯りや電気についてのモヤモヤは少し落ち着いたので、次は水道について考えたい。

 

古来から文明とは大きな川と共に育まれ、今でも川のそばの地域の方が栄えているイメージがある。

現代人には電気が必要不可欠だが、水がなければ地球には生物が誕生しなかったというくらい重要だ。

 

もちろんファンタジー世界だって、生き物が主人公になれば水は大事だろう。ロボが主人公だったらちょっとわからないけれど。いやロボでも冷却水とか必要かもしれない。

 

ファンタジー世界は文明が現代より少し遅れているという前提で考えると、やはり主な上水道は井戸になるのだろうか。

各家庭または地域で井戸を掘って、必要な時に汲みにいくスタイルか?

 

もし各家庭のキッチンに蛇口があったら、仕組みはどうなっているのだろう。

掘った井戸から水を汲みあげる際に魔法を使うのだろうか。それともいっそ、近くの川から濾過しつつ魔法で転移させるようなハイテクなシステムだろうか。あんまり魔法に頼っていたら、MP不足を起こしそうだ。

 

それと、水回りで一番謎なところはやはりトイレだ。どうなっているんだろう。

汲み取り式か?水洗トイレはあるのだろうか。となると、下水道があることになる。

垂れ流しだと不衛生で疫病が発生しそうだ。浄化設備を魔法で補っているのかもしれない。となると、都市部にしかまともな下水道はないのかもしれない。

 

きっと考えなくてもいいことも多いのだけど、考えるのは楽しい。

続・魔法世界の灯り

先日は、主にMP型の魔力による電気の代替の話をしていたのだけど、大気中に漂っている魔力を利用するというパターンのものもある。

 

山や神秘的な場所は魔力が元々濃いとか、月の力で回復するため夜間の方が魔力が多くなる、みたいな設定が多いように思う。MP型においても、同じ理由で日中に消費したMPは夜の間に回復するとか。

 

大気中に魔力が漂っているパターンで「電気の代替」という話をすると、仕組みは太陽光パネルのようなものになりそうだ。

 

灯りは特に夜間に使用するものだから、大気中の魔力の濃い夜の間だけ光って、朝になると魔力不足で勝手に消えるような仕組みなら無駄がない。

 

ただ、この場合気になるのは濃度だ。

人口が多い地域はそれだけ魔力を使う率も高くなるわけで、皆が一斉に魔力を使ったら、街周辺の大気に含まれる魔力が薄くなって足りなくならないだろうか。

山の方が魔力が濃いという設定は、単に人口が少ないため魔力が余っているだけなのではという説すら出てくる。

 

やっぱり、都市部では魔力不足問題が囁かれて省電力ならぬ省魔力の呪文や製品が日々開発されていたりするのだろうか。この辺も掘ったら楽しそうだ。

 

あとは、MP型と大気型の複合か。世界に存在している生物全てに魔力が宿っていて、大気中にも漂っている、みたいな。

消費したMPが時間を置いたり食べ物を食べたりすると回復するのは多分それだ。というか、大体の世界においてそれが一番説明がつけやすい気がする。

 

その場合、灯りは大気中の魔力で、任意に使う道具は生物由来の魔力で、とか用途が分かれているのだろう。やっぱり、魔力の少ない庶民は家事や仕事をこなすだけで使い果たしてしまいそうだ。

 

なんとなく、モヤモヤしていたものが解決してきたような気がする。

他に思いついたらまた考えよう。

魔法世界の灯り

最近はwebでも気軽に他人が書いた漫画や小説が読めるようになって、自分でも書いてみたりしていて、その中でめちゃくちゃ気になることがある。

 

ファンタジー世界における水道ガス電気の存在についてだ。

 

とりあえず一番気になる電気の話を考えたい。

 

ファンタジー世界というと、一部近未来の話を除いては、現代よりもライフラインの整備や技術が劣っている場合が多いように思う。

移動は徒歩か馬などの動物、もしくは魔法や魔物の類。

貴族がいて庶民がいて、奴隷がいることもあって、お城とかお屋敷があって、メイドさんがいる。

 

白物家電三種の神器などない。自動車も鉄道もない。 

つまり、家事や移動その他、現代なら機械に頼っている部分にめちゃくちゃ人手や時間が必要だということだ。

 

魔法が電気や蒸気機関の代替となっているのかもしれないが、割と一般庶民は魔法が使えないただの人間である設定も多い。

 

となると、ものすごく素朴な疑問が出てくる。

 

家の中の明かりってどうなってるんだろう。

 

ろうそくとか液体燃料のランプとか、電気発明以前の文明で生活しているのだろうか。

だとすると家の中はすごく暗そうだ。火事も多そう。

明かり取りの窓が付いているかもしれないが、明るいのは日中だけだ。夜はやっぱり、さっさと寝てしまうのだろうか。

 

街灯はどうなんだろう。

酒場が出てくることも多いし、仮に火を使った明かりを光源としているなら、大きな提灯のような灯りかシャンデリアのような光の反射と量で頑張るものになりそうだ。

葛飾応為の絵に灯りが綺麗な作品があったから、繁華街や大きな店の室内は割と明るいだろう。しかし外に出たら真っ暗じゃないだろうか。

実際、江戸の頃はあんまり真っ暗で隣を歩いているのが誰かもわからないような話があるくらいだ。夜道は危険だ。

 

もし魔法が完全に電気やガスの代替となっているなら、エネルギー源はどこにあるんだろう。

魔力が人間や動物の体内で生成されて、容量に個人差がある世界(いわゆるMP式)が多いと思うのだけど、魔力が化石燃料と同じような使い方をされているのであれば、各家庭で毎日、家電(電?)に魔力をチャージしているのだろうか。

そうなると一般市民は一日の生活に使う魔力をチャージするだけで使い切ったりするのかもしれない。

 

もし街灯があるなら、ガス灯の管理をしていた点消方みたいな、点けて回る係の人がいるのかもしれない。素敵だ。

 

もしかすると貴族の家には毎日魔力を絞られるだけの奴隷がいて、彼らのおかげで魔力が賄われているかもしれない。

 

なんかここ掘るだけで一本作れそうなレベルな気がしてきた。

世界って何だ

哲学みたいなタイトル。

 

世界観って、創作ファンタジーを考えるに当たって多分キャラクターと同じくらい真剣に考えるところだと思う。少なくとも私はそうだ。

 

ファンタジーにもいろいろ種類があるけれど、中でもハイファンタジーは一世界まるごと作らねばならないわけで、いわば神の所業にチャレンジしていることになる。

 

大雑把にファンタジーというと、

 

・魔法がある

・魔物がいる

・人間以外にエルフ・ドワーフ・精霊のような人間と同等あるいは人間より上の知能があって意思疎通ができる種族がいる

・神様がいる

 

とか、『これはファンタジーなんだな』と認識するための共通項がある気がする。

 

特に私はうっかり創世から始めてしまう勢なので、神様はどうしてその世界を作ったんだろう……って考えてしまって先に進まなくなる。

全知全能たる存在の神が作ったにしてはポンコツすぎないか、世界。

 

転生ものの女神様なんか、次にどこにどんな奴が生まれるかまで操れるのだから、魔王も神様が作ったんじゃないのか。

いや待てよ。魔王を神様が制御できないとなると、魔王の存在はエラーってことだろうか。つまりバグ?

神様ってSE?

 

もしくは、生物担当神・魔物担当神・自然担当神みたいに部署が分かれているのだろうか。

魔王は生物担当神の管轄外だから制御ができないのではないか。

魔物担当神と仲が悪くていじめられてて、そのせいで人間が滅ぼされようとしてるのかもしれない。

 やだ……創世ってブラック企業……?